がんはなぜ転移するの?転移した後の治療法には何がある?

がんはなぜ転移するの?転移した後の治療法には何がある?

がんはステージが上がれば上がるほどがん細胞が増殖している状態となり、周囲の組織に広がっていきます。

がん細胞は血液やリンパの流れに沿って他の臓器へ移り、その場所を新たなすみかとして大きくなっていくのです。

これを「転移」と呼びます。

そこで、ここではがんが転移するとステージが上がる、どんな臓器に転移するのか紹介していきます。

がんが転移するとステージが上がる

がんの進行はステージによって分類され、大きい場合やリンパ節への転移が認められる場合はステージ3となります。

がんが他の臓器に転移してしまった場合はステージ4となり、治療の難易度も高くなります。

がんが転移するのはなぜ?

がん細胞は通常の細胞よりも早いスピードで分裂を繰り返し増え続けます。

さらに、がん細胞は新しい血管を作りだし、増殖するために必要な栄養素をより効率よく吸収しようとします。

そのため、がん細胞は血液やリンパの流れに沿って他の臓器に転移し、体の様々な場所に広がっていくのです。

転移しやすい代表例

がんには様々な種類があり、転移しやすい場所もある程度分かってきています。

  • 胃がん→肝臓や肺、骨や脳
  • 大腸がん→肝臓や肺、腹膜
  • 肺がん→肺門のリンパ節や鎖骨上のリンパ節、骨や脳、肝臓や副腎
  • 前立腺がん→骨やリンパ節
  • 乳がん→リンパ節や胸膜、胸壁や肺、肝臓や脳
  • 子宮頸がん→肺や脳、傍大動脈リンパ節や骨

がん細胞が増え続けると上記のような場所に転移する可能性があります。

がんが転移した場合は治療が難しくなるのですが、治療法がないというわけではありません。

転移しても治療できる

がんは転移すると手術だけですべて取り切ることが難しくなるのですが、いくつかの治療法にてがん細胞を小さくすることも可能です。

  • 薬物療法
  • 免疫療法
  • 放射線治療
  • 転移した場所を手術する

がんが転移した場合は新たなすみかを手術して、がん細胞が増えるのを抑えます。

手術後には薬物療法や免疫療法、放射線治療などでがん細胞が増えないにするのが一般的です。

現在は医学も進化しているため、転移したとしても様々な治療を受けて長期生存できるケースも増えてきています。

まとめ

がんは同じ場所にとどまることなく、がん細胞が増殖すると血液やリンパの流れに沿い、新たなすみかに移動します。

臓器に転移が見られる場合はステージ4となり、治療も難しくなることがあります。

転移が見られる場合でも手術や放射線治療など様々な治療を受けることで、がん細胞を小さくすることが可能です。